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平行な保ち合い相場でも三角保ち合い相場でも同様だが、保ち合いをいったん力強く切ったものの、すぐに反転し、反対方向に大きく株価が変動することが、まれにある。この際には反転し、再度保ち合いゾーンを通過し終わったところが仕掛けるところである。もちろん仕掛ける方向は反対方向だ。
だましといわれる場合が多いが、この本に書かれていることをきちんと理解すれば多くの場合は防ぐことができる。「相場の老若」「株式市場全体の大きな流れ」などである。
例えば、十分に下落した位置で保ち合い相場にあるとき、上に放れるとみて観測していたところ、下に切ったとしよう。そのような場合は、売りを仕掛けるのはいったん保留だ。
その後、下落し続ければここでの買い投資を見送り、逆に、下に切った後すぐに反転急上昇したとしたら、その際に仕掛けるのだ。
これは、売り方が最後の力を振り絞って売ってきたり、買っていた投資家の中の、弱気筋が株価が動かないことに業を煮やし、いっせいに売ってきたことを表している。それらの売り方が一斉に売った後には、待ってましたとばかりに買い方の攻勢がはじまるのである。
相撲で、横綱と平幕の力士が1分を越えるような大相撲になったときを想像していただきたい。
最後の力を振り絞って平幕力士が仕掛けても、呼吸を整え終わった横綱は、いったんはよろめく(反対方向に放れる)かもしれないが、その動きを止めてしまえば逆に一気に勝負を決めるであろう。それをきっかけに拮抗が崩れるのである。
本来、力が無いはずなのに拮抗を崩した場合には、その方向に力が出切ってしまえば、その反動はより大きく反対方向に振れるのだ。
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