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総体的注意事項

鈎足サインの出現で、途転(転換)後にほとんど利益が出ないのに再途転してしまいがちなパターンを検証し、売買サインの適用を見送ったほうがよい形を8つの注意事項としてまとめたものが総体的注意事項(何法則にでも適用する注意事項)です。 機械式に出現する売買サインを、より効果的に活用するための注意事項をいえましょう。

「柴田罫線理論」は、投資をする際にどれ程のリスクがあるのか、転換した後の売り(買い)の力がどれ程強いのかがわかるものです。しかし、鈎足サインは機械的に売りサインや買いサインが出現する為に、出現サインの強弱がわかりにくいといえます。
この総体的注意事項は、棒足の売買サイン(法則)を併用して観測していれば特に必要がないともいえますが、鈎足の売買サインのみで投資を行う際には知っておいた方がよろしいでしょう。

この注意事項を鈎足売買サインに反映させることによって、上昇途中の一時的な押し目の相場、あるいは下落途中の一時的な戻り相場での反対サインをとらなくできるなど、無駄な損切りを押えることが可能となるからであります。

なお、柴田秋豊先生が晩年用いた鈎足による売買法とは、「鈎足売買法〔秋豊流鈎足〕」と「総体的注意事項」を使って売買する方法をいいます。

もちろん、JASTYの「鈎足売買法網羅大辞典」には、この「総体的注意事項」も網羅されています。鈎足チャートの実例で、その具体的な適用法を学べる唯一の書籍といえましょう。

柴田秋豊先生が晩年の昭和43年当時の『全銘柄の指標』の中で注意書として「現在、赤線(陽線)中であるが秋豊流鈎足の前安値を大引値で禁止事項にふれずに下に切れば売に変わり、現在、黒線(陰線)中であるが上に切れば買に変わるサイン(法示型)になっていることを示す。」と記述。
また、昭和43年11月4日発行の週刊『必勝罫線型選抜特報』の凡例の中で「(ろあ)不3等とあるは、注意事項第3項に該当していることを示す。」と記述。
これらの禁止事項および注意事項に該当するものが『総体的注意事項』。
 
総体的注意事項の数が多くて、一見むずかしい様に思われるであろうが、千倍法では、この注意事項適用の数は少なく、平均年に二、三回であり、かつ又見解を異なったとしても、多少の損切で途転出来得る。否しなければならない事になるから差支えない。本法(鈎足)の観測には、第一(棒足順張之巻)、二巻(棒足逆張之巻)を併用した見方を一切用いていないが、棒足順張と逆張を併用して観測すれば、万全を期せられる事は、言うまでもない。

― 柴田秋豊 ―

   

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