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順張りと逆張り



 
順張りとは
  相場が上がるなかで買い、相場が下がるなかで売る投資法のこと。
相場が上昇し始めたところ(買い転換)で買い出動するのがポイントになります。上昇トレンドに乗ると利益を大きく取ることができます。しかし、投資のタイミングを間違えると高値掴みになりかねません。ストップロス(損切り)をきちんと定めて、リスク管理していれば損失は最小限に抑える事が出来ます。
   
柴田罫線理論の順張り
  柴田罫線理論では、「棒足順張りの48法則」と「鈎足売買法4法則」の順張りによる投資法があります。いずれも売りの力が買いを上回った時、あるいは買いの力が売りを上回った時に出現する売買サインに従っておこなう投資法です。

柴田秋豊氏は「天底と転換罫線型網羅大辞典」で、「著者創見の法則に限らず、罫線の法則は総て、その現れた位置によって、動きが逆になるのが原則である。本書の順張り法則は、位置の誤りを補足する為に、基道(トレンド)、保ち合い、三角、円型、その他あらゆる斜線の、上値斜線を陽線で切った所が買い。下値斜線を陰線で切った所が売り。を原則としているもので、陽線で上に切る場合は、上げの若い間と下げの老境、陰線で下に切る位置は、下げの若い場合と上げの老境であるから。位置の条件をも或程度織り込んだ法則である。」「本書で解説する順張り48法則は、その方向へ進む勢いが衰えて、転換が決定的なときに現れるものである。したがって取得値幅を縮める可能性はあるが安全第一が趣旨であるから第一巻で述べることにした。」と記述しています。

   
順張り48法則で総合的に判断
  また、「天底と転換罫線型網羅大辞典(第一巻の順張り法則)は、途中から読むのでは観測に誤りを生ずることなしとは断じ難い。是非一応順序に従って、洩れなく読み、各48法則とその蔵する真意を、完全に覚えてから、次に進むことにして貰いたい。始めから抜き読みをすることは、覚えにくい誤りでなく、誤測を生ずる因となる事を、お断りして置く。」、「順張り48法則は、単に個々の法則のみに頼って実践に望むことは、相当の危険を伴うものであることを注意しておく。要は法則出現の位置すなわち老若、既往の姿、相撃、押し戻り、売りと買い法則の多寡、特に適用禁止の三条項等、本文に詳解する数々の事項を斟酌しての操縦でなければ完璧は期しがたい。」と記述しています。
 

 


 

逆張りとは
 

一般には、相場の流れに逆らって相場が上がったときに売り、相場が下がったとき買う投資法のこと。 
通常、旬の野菜や魚などものを安く買う場合は、その考えで良いのですが、株の場合は、安く買って、その後、高くなるものを買わなければなりません。これらのことから多くの個人投資家は、安くなったら(下がる時に)買う癖があり、逆張りをする傾向があります。逆張りは、成功した時の値幅は確かに大きい場合があります。その為、一度でも成功すると自分の投資法はやはり正しかったと思い込みます。しかし、短期売買においてこの手法を使うのは最も危険と言えます。短期売買で失敗している人のほとんどが逆張りの投資をして、ストップロス(損切り)を定めないで大きな損失を被り株式市場から去って行きます。 
逆張りは、相場により時として大きな利益になる事もありますが、株式市場では、底値で買って天井で売ることが非常に難しいことを認識しないと、継続して株式相場で資産を運用することができなくなります。
逆張りの場合は、必ずストップロス(損切り)を定め、下がり続けて上昇トレンドのシナリオ通りにならなかったら、損切りして撤退するのが賢明です。

   
逆張りの注意点
  柴田罫線理論では、売り、または買いの力が果てたときに出現する売買サインを「逆張り法示(ほうじ)」といい、柴田秋豊氏は、相場の方向や相場の老若、力の観測など「棒足順張りの48法則」の投資法をマスターしていない人は、「棒足逆張りの48法示」による投資法を禁止していました。
柴田秋豊氏は「天底と転換罫線型網羅大辞典」で、「第二巻の逆張法示で出動する場合は、相場の老若や天底即ち位置を誤ってはならない。天底に於ける仕掛けであるから、得る利幅は大であるが、法示の適用を誤ると、反対方向に走られる懼(おそ)れがあり、出現位置に備える解説はあるが、型に仕組まれていない。為に罫線学(テクニカル分析)知識の浅い人は、観測を誤ることなしとしない。」
「私(著者)が第一巻「天底と転換罫線型網羅大辞典」順張り購読者でなければ、第二巻を絶対にお譲りしない規定にしている理由を了解されたい。」と記述しています。


 

上昇・下落相場の投資動向
 

TOPIXの週足チャート上の2005年8月以降の上昇相場、下落相場の投資主体動向をみると、2005年8月と2006年12月の上昇相場の入り口である大勢買い転換した月の外国人投資家は、大きく買い越ししているのに対して、個人投資家の現物・信用取引の合計は、大きく売り越ししている。
反対に2006年5月、2007年3月の上海発の世界同時株安、2007年8月のサブプライムローン問題による下落相場の入り口である大勢売り転換した月の外国人投資家は、売り越ししているか、ほとんど買い越ししていないのに対して、個人投資家の現物・信用取引の合計は、すべて買い越ししている。

 
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外国人投資家は順張り、個人投資家は逆張り
  JASTYの投資情報「大勢観測」記事に大勢売り転換と掲載した7/26以降の週単位の外国人投資家と個人投資家の投資主体動向をみるとさらに顕著だ。
外国人投資家は、上昇・下落の方向感にあった投資行動をとっている。
陰線で下げている時は売り越し、陽線で上げている時は買い越ししている。この投資動向と正反対の投資行動をとっているのが個人投資家であることが下の表からわかる。

どちらが正しい投資法なのかは言うまでもありません。
「頭と尻尾は猫にくれてやれ」「天井売らず、底買わず」の格言の如く、投資は順張りの投資法が基本だということを忘れてはならない。
逆張りの投資法は、天底の前段階の投資と認識すべきです。


※1 赤と青の数字が入っている週は正反対の投資行動。
※2 太字は順張りの鈎足サインが出現した週前後の外国人の投資行動。



【順張り(トレンド)系テクニカル指標】

時系列
  柴田罫線理論 棒足順張48法則
トレンドライン、株価移動平均線、移動平均線乖離率、
パラボリック、ボリンジャーバンド、一目均衡表等
   
不規則時系列
  柴田罫線理論 秋豊流鈎足4法則
新値足、練行足、ポイント&フィギュア

【逆張り(オシレーター)系テクニカル指標】

柴田罫線理論 棒足逆張48法示、
RSI、RCI、MACD、ストキャスティクス、サイコロジカルライン、
DMI、ROC、モメンタム等




 
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本書「天底と転換罫線型網羅大辞典」の売買法は、第一巻の順張48法則と、第二巻の逆張48法示、併せて96法の転換型で構成されている。為に人によっては、先ず法の数の多きに恐れをなし、読まざるに先立って、その難しくないかを憂い、又覚えにくいのではあるまいかを懸念して、法則法示の数を総合して、削減することができないものであろうかを考えるであろう。
本法を残らず、完全に覚えて終うと、皆一連の繋がりがある事が判るから、一法示が現れると、次々と他の法則法示が現れるのを、容易に予測することが出来、また捉えられるようになる。大天井や大底になる場合等は、書き入れの余地もない程現れる。

- 柴田 秋豊 -



ポイント

天底を推測しないこと!
日本株の大勢(市場全体の大きな流れ)の方向に逆らわないこと!
投資する際は、下げ(上げ)止まって、反転上昇(下落)の力を確認して、順張りの買い(売り)サインの出現により、その方向が転換したと総合的に判断してから行うこと!

   

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